『香りと思い出』 with LE LABO FACE 編

by Keita Miki

2023.03.26

2006年のブランド誕生以来、その独自のスタンスでここ日本でも着実にファンを増やし続けているニューヨーク発のスローパフューマリー・LE LABO（ルラボ）。以前にニュースでもお伝えしたとおり、そんな同ブランドから新たなクラシックキャンドル『AMBROXYDE 17』がリリースされた。

これを記念した本連載・『香りと思い出』 with LE LABOは、アーティスト、モデル、スタイリストなど、男女問わず様々なジャンルのクリエイターをゲストに招く全5回の短期集中連載。タイトル通り、”香りと思い出”というメインテーマのもと、各人の過去の香りにまつわるエピソード、忘れられない香りについて紐解いていく。

第4回に登場してくれるのは、アーティストのFACE。

Photo：Takuya Murata | Interview&Text：Shu Nissen | Edit：Keita Miki

— 今回の連載のメインテーマは”香りと思い出”。FACEさんの忘れられない香りや、香りにまつわる過去の思い出を教えてください。

FACE：毎年、金木犀の匂いがすると、地元にもあったので、いろんなことを思い出しますね。同じような感覚だと、昔よく行っていたお店の香りを覚えていて、その匂いを嗅ぐと懐かしい気持ちになることも多いです。昔STUSSY（ステューシー）で働いていたのですが、ストリートブランドのお店って、お香だったりポプリだったり、”この店はこの香り”っていうのがあるじゃないですか。それが強く記憶に残っているんでしょうね。

— ご自身で香りについて気にするようになったのはいつ頃からでしょう？

FACE：あんまり香りを気にしてるって意識はなかったんですけど、やっぱり好きなお店の匂いを真似するみたいなことが、始まりだったと思います。だから高校生ぐらいからですかね。カルチャーに興味を持ち始めて、古着屋だったり、いろんなお店に行くようになって、そういう憧れから入っているんだと思います。

— LE LABOの商品に限らず、普段の生活の中でキャンドルやフレグランスなど、香りにまつわるアイテムを使用することはありますか？

FACE：香水は普段使ってないんですけど、アトリエではお香をよく焚いています。煙草を吸うので、特にお客さんが来る前は空気を入れ替えつつ、消臭と気分転換を兼ねて香りを楽しんでいますね。あまり強すぎず、甘すぎずなナチュラルな匂いが好みです。

— 『PALO SANTO 14』を使用してみた感想を教えてください。

FACE：実際にLE LABOのお店に足を運んで選ばせて貰ったんですが、自宅で猫を飼っているので、強い匂いは避けるようにしていまして、『PALO SANTO 14』のウッド調の程よく香る感じが気に入りました。普段はお香派なので、まだ、長時間火をつけておくのはもったいない気もしちゃいます（笑）。でも、火を消した後も香りが残るし、置いておくだけでもほんのり香って来る感じも良いですよね。シンプルでかっこいいデザインなので置きやすいし、自然な香りで使いやすいです。