『香りと思い出』 with LE LABO 在原みゆ紀 編

by Keita Miki

2006年のブランド誕生以来、その独自のスタンスでここ日本でも着実にファンを増やし続けているニューヨーク発のスローパフューマリー・LE LABO(ル ラボ)。以前にニュースでもお伝えしたとおり、そんな同ブランドから新たなクラシック キャンドル『AMBROXYDE 17』がリリースされた。
これを記念した本連載・『香りと思い出』 with LE LABOは、アーティスト、モデル、スタイリストなど、男女問わず様々なジャンルのクリエイターをゲストに招く全5回の短期集中連載。タイトル通り、”香りと思い出”というメインテーマのもと、各人の過去の香りにまつわるエピソード、忘れられない香りについて紐解いていく。
第2回に登場してくれるのは、モデルの在原みゆ紀

Photo:Takuya Murata | Interview&Text:Shu Nissen | Edit:Keita Miki

— 今回の連載のメインテーマは”香りと思い出”。在原さんの忘れられない香りや、香りにまつわる過去の思い出を教えてください。

在原:私の実家が、毎朝のコーヒーを365日欠かさず淹れる家庭なんです。両親はすごく早起きだから、昔から朝起きると、もうコーヒーがあって、父が焼くトーストの香りが漂ってるんですよね。なので今も、ふとコーヒーとトーストの香りがマッチした時に、実家を思い出して恋しくなります。もし、「いちばん好きな香りは?」と聞かれたら、「実家の朝を思い出すコーヒーとトーストの香り」って答えますね。なんだか安心するんですよ。

— LE LABOの商品に限らず、普段の生活の中でキャンドルやフレグランスなど、香りにまつわるアイテムを使用することはありますか?

在原:よく使ってます。また家族の話になるんですが、昔から両親の教育で香りに気を使うように言われていて、フレグランスはつけようねって方針なんですよ。父も母も常に使っていて、家族全員がそうだから、みんなでプレゼントしあいますし、それが当たり前の環境でした。私も小学生の頃から母の香水を借りてマフラーにつけてたぐらい。今でも使わない日はなくて、キャンドルとかお香も大好き。家に帰って来たな~っていう切り替えスイッチに毎日香りを楽しんでいます。

— これまでにLE LABOのアイテムを使用したことはありましたか?

在原:友人が働いていたこともあって、結構昔から使ってました。初めて買ったのは『ANOTHER 13』でしたね。当時はまだ、今と比べると知っている人も少なかったと思います。「それどこの?」ってよく聞かれたり、母からも「嗅いだことない良い香りだね」って言われました。それからは一緒に銀座店に行って何回もお買い物してます。いま私が使ってるのは『GAIAC 10』。あとはローズのボディオイルも好きですね。容器も軽いから、出張にも持って行けて、めちゃくちゃ愛用してます。

— 実際に『PIN 12』を使用してみた感想を教えてください。

在原:まず、形が良いですよね。いろんなキャンドルがある中で、このどっしりとしたフォルムって、ありそうでなかった気がします。インテリアとして合わないお部屋もなさそうだから、プレゼントしやすい。使用感としては、煙の広がりが均一で、部屋中にちょうどいい強さで広がる香りが心地良かったです。今回は松の香りを選んでみたのですが、日中でも就寝前でもどんな時でも使えるスパイス系の香りで、好きでした。

LE LABO 『PIN 12』

11,000円(税込)※2023年3月時点の価格となります

松の木をカットしたときのような、繊細でウッディーな香りが特徴的な『PIN 12』。

ムスクとかすかなアンバーに包まれたあたたかみのある香りが、家や仕事場など、様々な空間を彩ってくれる。

【お問い合わせ先】
LE LABO
https://www.lelabofragrances.jp/

『香りと思い出』 with LE LABO