2009年秋冬着倒れ総括

by Mastered編集部

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さてさて、またもやってまいりました、この季節が。そう、Masteredの編集メンバーが自腹で買ったモノをチープな写真とともに振り返るという、あの迷企画に2009/10秋冬シーズン版が登場です!

遅れに遅れてしまった08春夏の反省を活かし、ちょうどほとんどのショップが春夏シーズンに移行したこのタイミングで、LWT企画の影に隠れひっそりと公開。いつも通りゆるい座談会スタイルやっておりますので、お暇なときにでもご覧ください。

それでは、いつもどおり編集R、編集U a.k.a. M.U.D.O.、編集M、そしてご好評をいただいている一週間粘着系スナップ企画でもおなじみ、今井康晴を加えた計4名でお送りいたします。それでは、どうぞ。

<ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)のモッズコート>

編集U a.k.a. M.U.D.O.(以下 U):まずは、うちのM君も買っていた『ホワイトマウンテニアリング』のモッズコート風ゴアテックスジャケット。ツイード素材なのにガンガン雨をはじく様は、なかなかシュールです(笑)

編集R(以下 R):この秋冬って「コレしか着てないんじゃないの?」ってくらい着てたよね(笑)

今井康晴(以下 今井):今やギャルも羽織りまくっているモッズコートですが、やはりチラリと見える裏地が秀逸ですよね。雨の日にガンガン着ていけるタフさにもただただ脱帽です。

編集M(以下 M):たしかにすごい水はじきですよね〜。

<ホワイトマウンテニアリングのモッズコート>

M:というわけでおそろいのコートです。普段あまり高い物は買えないのですが、裏地のピンクが気に入りすぎて購入。
僕はポケットに手を突っ込んで歩くことが多いので、もう少し低い位置にあると嬉しい感じです。でも他は完璧!
大事に着たいのであまり着ないうちに春が来てしまいそうです。

U:…と言いながら結構な頻度で着てるよね(笑)洋服は着てナンボ!
デザイナーの相澤君もこの色を愛用してるね〜。

R:「洋服は着てナンボ!」???
意外に着てない、っていうか着れてない服多くない?(笑)
でも、ネイビーからのぞくピンクってイイ感じだね。

U:「着ない」と「(物理的に)着られない」は別物です!(笑)

今井:フードの裏地がチラりと見える、バックスタイルからの眺めもサイコー!

<パトリック・アーヴェル(Patrik Ervell)のピーコート>

U:『パトリック・アーヴェル』のピーコートは、先日開催された某ファミリーセールでゲット。ちゃんと2009AWモノです。上代は結構べらぼうな値段だったんですが、かなりの格安でゲット。
襟の部分と裏地がバーズアイになっている辺りもたまりません。

今井:シンプルなデザインながらも存在感があるのはこのブランドならでは。しかも、セール格安!? 嗚呼、うらやましい限り。

R:プロパーで売ってるのは見たことなかったけど、やっぱパトリック・アーヴェルはイイなぁ。一見なんてことないんだけど、実は…みたいな感じに惹かれますわ。

M:今度は僕もファミリーセール連れてってください…。

<マウンテンリサーチ(MOUNTAIN RESEARCH)のブルゾン>

R:今や大ブレイク中のブラウンズ ビーチを、『マウンテンリサーチ』が得意のヒネリを効かせてデザインしたブルゾンです。ベースのディテールは踏襲しつつも、色みやポケットの配置をアレンジしている辺りに惹かれましたね。
リプロダクトにはあまり興味がないので、このくらいの絶妙なバランス感覚がビリビリと響いてしまうんです。

U:これいいですよね〜。展示会行けなかったんだよな…。

今井:『ハンティングジャケット リサーチ』にもあった、中段の弾丸を詰めるポケットのディティールにハートをウチ抜かれました!

R:またウマいコト言おうとして。

<エルメス(Hermès)のブルゾン>

R:今年のものではありませんが、UCS主催のフリマにて高木さんから譲っていただいた『エルメス』のブルゾン。色も絶妙ですし、襟裏のリフレクター仕様やマジックテープのエルメスカラーのオレンジなど、特筆すべきポイントが盛りだくさん!!
すでにクローゼットの一軍というか、家宝です(笑)

U:僕が寝坊しているあいだにこんなものが!
しかし高木さんの出品物は瞬殺でしたね〜。なにやら春に第二回が開催されるとかしないとか。

今井:さすがエルメス、完成されてますね。この先ずっと着ていけるデザインです。

<プラスジェイ(+J)のコート>

今井:今シーズンデビューし、話題を呼んだユニクロとジル・サンダーの『プラス ジェイ』。こちらのタキシードコート、実はウィメンズなのですが、合わせがメンズでも着られるよう作られていたので購入。1万円台前半と言うプライスも衝撃的でした。

U:本当に燕尾的な服好きだよね。塩ビ的な萌え系フィギュアも好きみたいだけど。

R:またタキシード…。なに? 今井くんはキリギリスにでもなりたいの??(笑)

M:これよく着てたね〜。

<ts(s)の3ピース>

R:グレーのチョークストライプの3ピースは、『ts(s)』です。これ、一見ウールに見えますが、実はコットンで、防寒も考えてキルティングになっています。
かなり使える一着でお気に入りなんですが、最近太ってしまったせいか腕周りがちょっと窮屈で着られていないのが残念です。

U:僕もまったく同じ3ピースをオーダーしたのですが、ハナから腕すら通りませんでした…。サイズの選択ミスというか、食生活の選択ミスというか…。

<ts(s)のベスト>

U:同じく『ts(s)』から、その絶妙なカラーリングに一目惚れしてオーダーしたボアベスト。はい、これもまったく着られていません…。痩せたら着まくる予定です(汗)

R:やっぱイイ色だなぁ。痩せられなかった譲り受けようか?

今井:タグもついたまま(笑)
汗かいて、ぜひ袖を通してあげてください。それか私に…。

<ザ スタイリスト ジャパン(The Stylist Japan®)のジャケット>

R:Mastered編集部のユニフォーム的存在、『ザ スタイリスト ジャパン』のツィードダブルジャケットです。人生初のダブルブレストなんですけど、4つボタンで、作りもコンパクトなので、思ってたより全然着こなしやすいんです。
…って、単に僕が歳とって恰幅が良くなってるから、なんですかね???

U:僕も同じもの持ってます〜。そしてこれまた痩せる前提のサイズでオーダーしたので着られてませ〜ん!…orz

今井:おぉ!!! これはぜひぜひ袖を通してみたいアイテムなのですが、どこの店頭でも見かけた記憶がないんですけど!?

R:リサーチをサボってるからじゃないの?(笑)

<サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHfabrix.)のコーチジャケット>

U:テーマがテーマなだけに、90年代ノリのアイテムが多かった『サスクワァッチファブリックス』のなかでも、個人的に目を引いたのがこのコーチジャケット。
昔、コーチジャケットの裾のドローコードを思いっきり絞ったりするのが一部で流行ったりしましたが、これはゴムを仕込んでその雰囲気を再現。着るとちょっとおもしろいシルエットになります。バックプリントも存在感アリ。

R:こんなの買ってたんだ。全然見たことないや(笑)
でもコーチジャケットって、昔み〜んな着てたよね。懐かしいッス。

今井:しかしながら、スマイルマークにハエがたかっているデザインには口があんぐりでした……(笑)
でも、そのアイデアににやけてしまったのも事実。う〜ん、流石です。

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