EYESCREAM.JPが「日本で一番格好良く古着を着こなすショップ」として絶大な信頼を置くLABORATORY/BERBERJIN®と共に送る連載『すべらない古着』。「あの人、古着にやたらと詳しいけど、格好はダサいよね」なんて間違っても言われることが無いような、今の気分にぴたりとハマる古着とその着こなしを基礎知識とあわせて紹介していくことを目的に、毎月、お題を1つ設定。テーマに沿ったクールな古着を全4週に渡って掲載していきます。
今月のテーマは「ハワイアンシャツ」。ガイド役は今週ももちろんこの人。LABORATORY/BERBERJIN®のブログでもおなじみ、MTBこと的場さんです!
■『すべらない古着』 ハワイアンシャツ編 その3
ハワイアンシャツ編 第3回目となる今回は、和柄のハワイアンを大特集。基本的に和柄のハワイアンシャツは、昔の日本の着物や浴衣の柄をベースに作られており、生地もちりめんを使ったものが多いです(画像のアイテムはコットン素材)。前回の植物柄と比べると少し人気は落ちますが、熱狂的なファンも多いのが和柄。
モデルカットで使用した1枚は”宝船”がモチーフ。宝船や、一富士二鷹三茄子といった、めでたいモチーフというのは和柄のハワイアンでは定番です。和柄は良い柄のモノが市場に少なく、しかも黒ボディは特に人気。1950年代初期のモノで(60年代のモノになると値段はがくんと下がります)、黒ボディ、しかも希少な長袖、と条件が揃うとこれくらいの値段にはなってしまいますね。
他には漢字柄のハワイアンや、日本刀をモチーフとしたユニークなハワイアンもあり。漢字柄の方は、アメリカ人が日本をイメージして勝手にデザインしているので、”福”も”祭”も微妙に漢字が間違っています(笑)。こういったある意味、適当なところも和柄のハワイアンシャツならではの魅力。今年はスカジャンが流行していることもあり、例年よりも和柄のハワイアンを探しているお客様が多くいらっしゃいました。
コーディネート的には、LAメタルを代表するMotley CrueのノースリーヴTシャツをインナーに使うことで、和物っぽさを中和。主張の強い和柄に、あえて主張の強いアイテムを組み合わせて、”良い女”感を演出してみました。
まぁ、”極妻”
的な。
それではまた来週!
MTBの愛称で親しまれているLABORATORY/BERBERJIN®のGM(ゼネラルマネージャー)。豊富な古着の知識と爽やかな笑顔で業界内でも厚い信頼を寄せられているイカしたお兄さん。