EYESCREAM.JPが「日本で一番格好良く古着を着こなすショップ」として絶大な信頼を置くLABORATORY/BERBERJIN®と共に送る連載『すべらない古着』。「あの人、古着にやたらと詳しいけど、格好はダサいよね」なんて間違っても言われることが無いような、今の気分にぴたりとハマる古着とその着こなしを基礎知識とあわせて紹介していくことを目的に、毎月、お題を1つ設定。テーマに沿ったクールな古着を全4週に渡って掲載していきます。
今月のテーマは「ハワイアンシャツ」。ガイド役は今週ももちろんこの人。LABORATORY/BERBERJIN®のブログでもおなじみ、MTBこと的場さんです!
■『すべらない古着』 ハワイアンシャツ編 その2
ハワイアンシャツ編 第2回目となる今回は、植物柄のハワイアンシャツをご紹介。まずはモデルカットに使用した竹モチーフの1枚ですが、こちらはヴィンテージのハワイアンシャツの定番である「抜染」がポイント。
1940~50年代のハワイアンシャツに多く見られる手法で、こちらも例に漏れず、50’sのアイテムです。
同じく50’sから紹介しておきたいのが、伝説のハワイアンテキスタイルデザイナー、ジョン・メイグスが手がけたアイテム。言わずと知れた画家、ポール・ゴーギャンの絵を用いたハワイアンシャツが1950年代に登場しているのですが、そのデザインを手がけたことで広く知られる人物です。
左は定番柄のレイ&ハイビスカス、右はバード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)というハワイの植物をモチーフとした柄になっています。ジョン・メイグスの手がけたハワイアンシャツは、明るい色のモノが多く、ディスプレイした時に映える、鮮やかな色合いが特徴的。
年に1、2回入荷すればラッキーと言える希少性の高いアイテムなので、少し値は張りますが、ハワイアン好きならば1枚は所持しておきたいところです。
コーディネート的には、なるべくハワイっぽさを消していくのが東京というか都会的なスタイルかなと。今回はサイプレス・ヒルのヴィンテージTシャツに[adidas]のジャージを合わせて、ヒップホップ的な要素をプラスしてみました。
まぁ、今流行りの”ゲットダウン”
的な。
それではまた来週!
MTBの愛称で親しまれているLABORATORY/BERBERJIN®のGM(ゼネラルマネージャー)。豊富な古着の知識と爽やかな笑顔で業界内でも厚い信頼を寄せられているイカしたお兄さん。