「髪」に関する悩みをスパッと解決! 行列のできる髪型相談所 第16回

by Mastered編集部

毎回様々な「髪」に悩みを抱える、迷える子羊たちがヘアスタイリスト、フジイくんの元を訪れ、その悩みをスパッと解決してもらう『行列のできる髪型相談所』。

毎回様々な「髪」に悩みを抱える、迷える子羊たちがヘアスタイリスト、フジイくんの元を訪れ、その悩みをスパッと解決してもらう『行列のできる髪型相談所』。

今回の悩める子羊:編集Sくん(EYESCREAM.JP編集部)

■お悩み内容:「とにかく楽したい。」

前回の髪型相談もスパッと解決したところで、続いてやって来たのは、いつもこの連載でお世話になっているEYESCREAM.JP編集部の編集Sくん。この企画を見ていたら、自分も髪を切りたくなったそうで、めでたく登場頂いたのだが、そんなSくんの悩みは髪の毛が湿気に負け、モッサモサになってしまうこと。

ビフォーフロント

ということで、今回もまずは恒例の髪型チェックからスタート。

もともと吸水毛(水分を取り込みやすい髪質)で、髪のうねりが出やすく、膨らみやすい髪質なのだが、加えてダメージもあり、キューティクル(髪表面のウロコ状の部分)が損傷。さらにモッサモサに見えてしまっているという訳だ。

ビフォーサイド

また、襟足部分も間延びして伸びきっており、横や後ろから見た時のバランスも良くない。

ビフォーバック

そんなSくんに向けて、今回、私フジイカズキが提案した髪型はコチラ。

アフターフロント2

題して”水も滴るいいオトコ! 楽チン ウェットカーリーヘア!!”

アフターサイド

今回はミディアムレングスのボディーパーマ(根元付近から全体的にカールがかかっているパーマの事)を提案。

カットは全体的に重みがあり、三角形のシルエットを出すべく、ワンレングスでカット。顔周りと前髪のみレイヤー(段の重なり)を入れ、毛流れを出やすくした。

また、パーマはロッド数32mmと、大きめのロッドを使用し、緩やかなで大きなカール感を演出。

アフターバック

今回のパーマは2点ほどポイントがあり、1つ目は襟足部分は内巻きにカール感を出す事で長さは残しつつも、間延びした印象を解消した事。これにより髪の長さは残っているので、サッと髪を結びたい時にも対応可能だ。

そして2つ目は耳後ろのパーマを”あえて外ハネ”にする事。普段キャップを被る事も多いSくんに合わせて、耳に髪をかけてキャップをかぶった時にも、外ハネが強調され、ラフ感が出やすく仕上げた。

スタイリングに関しては、ハーフウェット(半乾き)でワックスを揉み込み、自然乾燥させる事で気になる膨らみをシャットアウト。

てな訳で、今回のお悩みも難なく解決! 次回もお楽しみに!!

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フジイカズキ

AKAMEE所属の美容師。ヘアスタイリストとして活動しながら、外部でヘアメイクやアドバイザーもする。ストリートカルチャーに精通。また自身でストリートスナップも発信している。趣味は民族楽器。昭和生まれのニューエイジ系美容師。