毎回様々な「髪」に悩みを抱える、迷える子羊たちがヘアスタイリスト、フジイくんの元を訪れ、その悩みをスパッと解決してもらう『行列のできる髪型相談所』。
今回の悩める子羊:カシワ(自由人)
■お悩み内容:「ロンドンっぽさを出したい。というかロンドンになりたい。」
前回の髪型相談もスパッと解決したところで、続いてやって来たのは自由人のカシワ君。バンドマンとして活動していた彼にとって、偉大なるロックスターを数多く生んだロンドンという街はとても魅力的なのだそう。
ロンドンになれるかどうかは置いておいて、ひとまずは現在の髪型をチェック。髪型はべリーショートで、カラーは金髪まではいかないオレンジ色の13レベル。
ここで1つ補足を。カラー後、髪の毛がオレンジ色や赤茶色になってしまう現象には、髪の毛の内部にある”メラニン色素”が大きく影響している。カラーをする際はメラニン色素を取り除きながら色を入れていくのだが、この時メラニン色素が抜けきらないと、後々髪がオレンジがかってきてしまうのだ。これは肌の色や目の色にも比例しており、肌や目が黒い人は”メラニン色素”を多く持っているので、カラーをする際には注意が必要。
話は戻って、髪質はくせ毛で普段から帽子を被る機会が多いので、スタイリングが面倒な髪型にはしたくないとのこと。加えて就職も控えているので、すっきりとした髪型にしたいとの要望もあった。そんなカシワ君に向け、今回、私フジイカズキが提案させてもらう髪型はコチラ。
題して”ミニマルアーバンボウズ”。
説明不要のボウズスタイルだが、色々な意味でミニマルな思考やファッションが流行しつつある現代においては、こんなシンプルなボウズも全然アリ。
ボウズにする前に気にしておいて欲しいのは「頭のカタチが丸いかどうか」、「眉はしっかり太眉かどうか」の2点。この条件を満たすのであれば、Let’s ボウズである。
スキンズ風のコーディネートも良いし、90年代のOasisみたいなスタイルにもぴたりとハマり、もう気分はほとんどロンドン。
てな訳で、今回のお悩みも難なく解決! 次回もお楽しみに!!
AKAMEE所属の美容師。ヘアスタイリストとして活動しながら、外部でヘアメイクやアドバイザーもする。ストリートカルチャーに精通。また自身でストリートスナップも発信している。趣味は民族楽器。昭和生まれのニューエイジ系美容師。