カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 早川瑞希編

by Keita Miki

スニーカーや古着と同じく、男ってやつはとにかく「おっぱい」に弱い。では、そんな僕らが夜な夜なお世話になっている"華麗なるおっぱい"は、一体どのように世に生れ落ち、どのような経緯を辿って我々の目の前に現れることとなったのか。もちろん、それが作中で語られている大人のビデオだって、たくさんあるにはあるのだが、そんなものは大抵早送りして、見もしないってのが男の性である。
けれども、そこには様々な価値観や考え、そして人生とストーリーが詰まっている。我らがハメ撮り隊長ことカンパニー松尾による人気連載『カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」』は、毎回、1人のAV女優にフィーチャーし、文字通りその”華麗なるおっぱい”の真相に迫っていくという、時に楽しく、時にちょっぴり切ないインタビュー企画(巻末にはカンパニー松尾による最近お気に入りの”カレー”を紹介するオマケ付き!)。
約2年半ぶりの更新となる第6回、ゲストとして登場してくれるのは、早川瑞希。
※過去の 「華麗なるおっぱい」はこちらから。

Photo:HMJM | Interview:Company Matsuo | Text&Edit:Keita Miki | Starring:Mizuki Hayakawa

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私は4年制の大学を出て就職もせずにAV女優をやってるっていう(笑)。大学に行った意味が無いし、”大卒”って肩書きがあるだけで、「これ、やばいかも」って思う瞬間はありますよ。(早川瑞希)

松尾:はい、それじゃあ久しぶりの「華麗なるおっぱい」、よろしくお願いします。まずは基本的なデータから伺っていきますね。お名前は?

早川:早川瑞希です。

松尾:年齢はおいくつですか?

早川:2019年の10月で26歳になりました。

松尾:早川さんはいつからAVをやってるんでしたっけ?

早川:大学3年生の頃からなので、21歳ではじめましたね。5年目です。

松尾:そうかそうか、ご苦労さまです。

早川:ご苦労さまってなんですか(笑)。

松尾:そもそもAVを始めたきっかけは?

早川:当時、大学の学費を自分で払っていて、とにかくお金が欲しくて(笑)。学費はローンで借りていたので、早いところそれを返したかったし、貯金もしたかったんですよね。

松尾:親は学費は出してくれなかったんだね。

早川:ちょうどその頃、親が離婚したこともあって、あまり親に頼れない状況だったんです。だから、自分でなんとかするしかないって当時は思っていました。

松尾:大学は東京の大学?

早川:いや、名古屋ですね。

松尾:あぁ、具体的に言っちゃった(笑)。大学時代はずっと名古屋に住んでたの?

早川:そうですね。

松尾:AVは応募で? それともスカウト?

早川:名古屋駅でスカウトされました(笑)。

松尾:名古屋でスカウトされるってAV女優としてはちょっと珍しいパターンかもしれないですね。もちろん、いるにはいると思うんだけど。それに名古屋出身の人は、大抵静岡だったり、東京出身ってことにするから(笑)。

早川:私もプロフィール上は東京出身って設定になってるんですけどね(笑)。でも、ちょこちょこ方言が出ちゃうので、ファンの人とかは普通に名古屋出身って知っています。

松尾:しかもこの話、僕のビデオの中でもしちゃってるからね。

早川:今は「名古屋の人なの?」って聞かれたら「本当はね」って答えるようにしています(笑)。

松尾:まぁ、この業界でデビューする時には、偽りのプロフィールを作ることが常識ですから……。続けていくうちに徐々に綻びが出てきますけど(笑)。

早川:デビューしてすぐに大学の友達にバレちゃったし、遂にはお母さんにもバレちゃって。「みんな、そんなにAVって見るもんなんだな~」って思いましたね。