カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 園田みおん編

by Keita Miki

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松尾:巨乳の人はみんなそうみたいですね。

園田:夏場とか嫌でしたね。見られてるの分かるし、痴漢に遭遇することも多かったです。

松尾:どんな痴漢?

園田:高校は定時制の高校に行ったんですけど、夕方学校行こうとして歩いてたら、後ろからいきなりスカートをめくられたりとか(笑)。

松尾:随分と初歩的で可愛い痴漢ですね(笑)。定時制の高校は自分で選んで行ったの?

園田:そうですね。髪の毛とか明るくしたかったし。普通の高校って厳しいところ多いじゃないですか。

松尾:色々と話を訊いていると、園田さんは一匹狼っぽい人のように感じるんですよね。群れるのはあまり好きじゃない?

園田:昔は群れまくりでしたけどね(笑)。中学の終わりから高校にかけて、あまり群れなくなった気がします。

松尾:それはどうして?

園田:うーん、分かんないけど、面倒だったんじゃないですかね? 今でもそうだけど友達少ないし、仲が良い子が何人かいれば良いかなみたいな。

松尾:自分に対しても他人に対しても、どこか客観的で冷めている部分がありますよね。

園田:あぁ、それは当時からありましたね。今の方がもっと冷めてると思いますけど。

松尾:偏見なのかもしれないけど、ギャルってアッパーなイメージなんですよ。けど、園田さんはギャルだけど、ダウナーですよね。それって僕にとってはすごく新鮮で。話は変わりますが、ギャルの人ってトークが面白いですよね。

園田:すげぇ喋りますね(笑)。とにかく良く喋る。

松尾:そうそう、で面白いんだよ。

園田:でも、私は全然喋らないし、面白くもないですよ。

松尾:いやいや(笑)。面白くないとは言わないですけど、普通ですよね。テンションも低めだし。

園田:自分の同年代って大学生じゃないですか? だけど、私、「ウェーイ」とか出来ないし、いわゆる大学生ノリに全然ついていけないんですよね。

松尾:やっぱり同年代は子供に見えちゃうんじゃないですか?

園田:うん、そもそも興味無い。

松尾:あ、うん、分かりますけどね(笑)。なかなかそこまではっきりは言えないものですよ(笑)。

園田:うーん、でも本当に興味無いんです。

松尾:若いとかそういうことでは無く、園田さんはどこかで悟ったんでしょうね、何かを(笑)。実は僕も子供の時からずっと、自分の中に客観的なもう1人の自分がいるタイプで。「ここは大人しくしておこう」とか「ここはイケるぞ」とか、子供ながらに考えたりしていて、無邪気じゃ無かったんですよね。

園田:小さい時から常に他人の顔色を伺っていたから、今もその癖が抜けないんです。仕事の時も周りのスタッフさんを見て「あぁ、今こんな感じなんだろうな」って勝手に想像して、だから自分はこうしようって決めてます。何なんですかね。気付いたらこうなってました。

松尾:何か特別な理由がある訳じゃないんだよね。高校時代は将来こんな仕事をしたいとか、そういうのを考えた事はあった?

園田:いや、特に……。小さい時はギャルも好きだったから、芸能系に興味があって、一時期はギャル系の読者モデルとかもやってたんですけど、面倒になっちゃって途中で辞めて。特にやりたいことも無かったし、その時楽しければ良いかなって。適当でしたね、本当に適当。

松尾:その達観した感じが面白いですよ。

園田:高校生の時から、絶対OLとかは無理だなって分かってましたしね。

松尾:なるほど、そういうことは考えてたんだね。AV女優のお仕事はいつから、どういうきっかけで始めたんですか?

園田:『週刊プレイボーイ』さんでTwitterのフォロワーが1000人超えたら脱ぎますって企画をやることになって、それを今の事務所の人が見て、後から声を掛けてくれたんです。

松尾:となると、週プレの企画には自主的に参加した訳だから、自分で何かをやりたいって気持ちはあったんですよね?

園田:うん、そうですね。ある種の憧れはあったと思います。

松尾:自分のカラダには自信があったってこと?

園田:いや、全然無いですね。

松尾:またまた~(笑)。

園田:どちらかと言うと嫌で仕方が無かったですよ。この仕事をしていなかったら、絶対に脂肪吸引してますから(笑)。それくらい嫌でした。