■今回の”カレー” 「カレーの店 八月」
ロックバンド・サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんが、今年4月のコロナ禍真っ最中に下北沢にオープンさせたのが『カレーの店 八月』。カレーは、みんなに愛される国民食ゆえ、バンドマンやミュージシャンにもカレー好きは多いし、大阪のスパイスカレーブームの先駆者にバンドマンがいたりと、カレーとバンド、カレーと音楽のつながりは結構ある。
で、もともと曽我部さんはカレー好きとして有名だし、以前から下北沢でパスタを中心としたカフェバー(CITY COUNTRY CITY)を経営していたりで、曽我部さんが下北でカレー屋さんを出すのは、そんなに驚きはないんだけど……
なーんて思ってたら大間違いですよ! レディス&ジェントルマン!!(テンションが変だな)
『カレーの店 八月』をなめちゃいけません!(なめてないと思うけど)
素直に美味しい!! うまい!! もっとくれ!! のちょー素晴らしいカレー屋さんなんです(爆)。
ルウは、しゃばしゃばサラサラだけど、スパイスと辛さは控え目でコクがある(奇跡!)。
インド、欧風、どちらにも偏ってない、とにかく(詳しいことはオラの舌では分かりましょん)、とにかくとにかく旨味だけが際立つオリジナルカレーなんデス(死)。
どちらかというと平皿ではなく、どんぶりに入れて飲み干したい!(カレー茶漬けにして食べたい!)
そんな妄想が頭から離れません!
メニューは、具なしの八月カレーを基本に、辛さの選択はなしで、具のバリエーションが増えるシンプルな構成(ルウは、八月カレーをベースに具材によって少し風味を変えているかも)。
あと、あいがけでキーマや日替わり(週替わり?)のスペシャルメニューもあったりする。
お店は、下北の駅から歩いて5分くらい。ココイチの前。
現在は定休日なしの11時から22時(21時半LO)の通し営業中!
もちろん、テイクアウトもOK。
なんでこの時期にカレー屋さんなんですか? お店の名前の由来は?
とかはこちらの曽我部さんのインタビューをご覧ください。
オラが伝えたいのは、ただただシンプルに「美味しい」と思えるカレーさんが2020年春に出来たこと。
そして、同じく2020年春にリリースされたサニーデイ・サービスのニューアルバム『いいね!』では、およそ50に近いメインメンバーの曽我部さんと田中さんがまるで学生に戻ったかのような初期衝動丸出しのバンドサウンドをアルバムにして出したことを伝えたいです。
それはもうリアルに聴いていただく、食べていただくしかないわけです。
なんでもありな90年代からなんでもなしな2020年に渡って、解散、再結成、メンバーの離脱などを経て、今、ここにあるサニーデイ・サービスと八月カレー。
写真は、海老とキーマのあいがけ、チキン、八月カレー(ライス小ルウ大盛り)、ポークカレー。
ベースのルウがうまいから、何を頼んでも大丈夫。(オラは、一周回ってシンプルな八月カレーに落ち着きそうです)
そんなこんなでまさかの2020年が終わる。
来たる2021年はどうなろうとも、カレーと音楽があれば生きていける(たぶん)。
AV監督。1965年愛知県生まれ。1987年、童貞でAVメーカーV&Rプランニングに入社。翌88年、監督デビュー。特技はハメ撮り。趣味はカレーとバイク。1996年、V&Rを退社しフリーとなり、2003年、自身のメーカーHMJM(ハマジム)を立ち上げる。代表作として『私を女優にして下さい』、『テレクラキャノンボール』など。また一般作としてミュージシャン・豊田道倫のPVやライブ撮影を手掛けている。