理科子と梶雄太

by Keita Miki

ファッション業界の人や90年代に雑誌を読んでいた人なら知っているかと思いますが、梶雄太というスタイリストがいます。Masteredの一週間スナップやその他の企画を見ていただければ一目瞭然。梶さんは基本的に変なことばかりしています(もちろん、ちゃんとしたファッションページやスタイリングのお仕事も色々とやってはいますが)。
ものすごく良く&ファッション誌風に格好良く言えば、”独自の世界観”ってやつですね。見方を変えれば、今のBALENCIAGA(バレンシアガ)やVETEMENTS(ヴェトモン)がやっているようなことを90年代から相も変わらず、飽きずに続けている稀有なスタイリスト、ということにもしかしたらなるかもしれません。

そんな梶さんが近頃ハマっていたのが、”理科子(りかこ)”というキーワード。

「理科子とは何なのか」をここで説明するのは無粋なので、万が一、気になる方は街で梶さんを見かけたら気軽に聞いてみてください。

適当に答えてくれると思います。

で、その”理科子”がなんとこのたび、フォトブックになったそうです。

そして、半ば強制的に本人から「宣伝してくれ」と言われたので、今こうして、この素っ頓狂な記事を書いています。

もう面倒なので、以下プレスリリースをそのまま掲載します。

岡山県・児島のカジュアルウェアブランド、SETTO(セット)のフォトブックがリリースされた。
全40ページに及ぶこちらの写真、スタイリングを手がけたのは、スタイリストとして活躍する梶雄太。
制作のディレクションから携わり、全カット岡山県で撮り下ろしている。
 
SETTOは、国内外のブランドへの素材提供で知られる岡山県・児島のテキスタイルメーカー、株式会社ジャパンブルーより2014年に誕生したカジュアルウェアブランド。
素材の開発もデザインと捉え、テキスタイルの企画・販売で得たノウハウをもとに糸、生地、色、形にこだわった商品を瀬戸内海の町から提案している。
 
フォトブック『理科子』は、ひとりの女性の表情をさまざまな角度で捉え、リリカルに表現した冊子となっており、こちらはSETTO取り扱い店舗で無料配布中。

とのこと。

写真は以下より。

なにはともあれ、”理科子”という訳の分からなすぎる言葉に全てを託したSETTOさんは本当に素晴らしいというか、心が広いというか、酔狂というか、仏陀の生まれ変わりなのかなと思います。

岡山県の人はすごく優しいです。

あぁ、僕も岡山に行きたいです、SETTOさん。

梶さんを連れて行くなら僕も一緒に連れて行ってください。

あ、最後に梶さんが最近ご自慢のガラケーからiPhoneへと携帯電話を変更し、Instagramを始めましたので、そちらのアカウントも載せておきます。

全国で3人くらいはいるかもしれない、梶さんファンの皆さんは要チェックです。

https://www.instagram.com/yutakaji_/

【SETTOに関するお問い合わせ先】
14 SHOWROOM
TEL:03-5772-1304
http://www.setto.jp/