Interview&Text:Saori Ohara | Edit:Keita Miki | Photo:Lucas Puig
— まずは新しいシグネチャーシューズおめでとうございます! プロモ映像も面白いですね。今回はadidas、PALACE SKATEBOARDSとのトリプルコラボレーションなので、より特別なシューズだと感じますが、制作プロセスなんかを教えてもらえますか?
Lucas Puig:ありがとう。あのアドの仕上がりは信じられないよ。Palace boysは最高の映像の作り方を知ってるね! 2つのレジェンダリーブランドとのコラボレーションなんて、本当に恵まれたことだと思う。このコラボレーションをやるかもって言われたのが2019年の夏頃だったかな。それから、デザインの参考になるアーカイブを掘ったり、どんな機能が欲しいか、逆に何を削ぎ落とすかを考えていって、2019年の年末にadidasの本社でこのプロジェクトに関わる全員と顔を合わせたんだ。サンプルは早速出来上がって、それを基にみんながフィードバックして改良していくっていう工程だった。チームが目指したのは、俺を含めリアルスケーターがスケートしたい機能的なシューズであると同時に、クラシックなスケシューからアップグレードされたもの、ってところかな。ちなみにデザインは、K3(eSの『Koston 3』)からインスパイアされたんじゃなくて、意図せずスケートシューズみたいになった、あるラグジュアリーブランドのものからヒントを得たんだ。
— 3つのカラーウェイがありますが、自分が最も履きそうな色は?
Lucas Puig:俺は全色同じくらい履くよ。それが3色出す理由だしね。この靴はパーフェクトなスケートシューズだけど、パーフェクトなパーティーシューズでもあるんだ。黒はクラシックでポッシュなイメージ、白はオフホワイトだからただの真っ白いサンデーホワイトシューズって感じでもない。ピンクはもちろん作るさ、”ホンモノの男”といえばピンクだろ。
— 世界的に大変な時期ですが、今どう過ごしているか教えてください。スケートはできていますか?家族とはどう過ごしてる?
Lucas Puig:最初の数週間は外出しなかった。自分が感染する可能性も、他人を感染させる可能性も怖いからね。そうやって様子を見ながら1ヶ月くらいしたら、近所に空っぽの駐車場とレッジを見つけたから、今は1日1時間くらいそこで滑ってるよ。家では13ヶ月になった息子がいるからぜんぜん飽きない。常に何かやることや、片付ける”モノ”があるからね(笑)。家族とは遊んで、学んで、食べて、笑って、散歩して、片付けて、寝ての繰り返しだよ(笑)。
— もし今世界のどこにでも行けるとしたら、どこでスケートしたいですか?
Lucas Puig:サンタモニカカーブだね。100%。
— 2020年でスケートキャリア20周年を迎えるそうですが、キャリアの中で気づいたことや学んだことがあれば教えてください。
Lucas Puig:トレンドを追いすぎちゃいけないってことかな。ベニハナがしたいんだったらベニハナすればいいんだ。そうだろ? スケートのメインゴールは楽しむこと。そして自分が出来ることを誇りに思うことだ。たとえ、それがソーシャルメディアでバズってるようなトリックじゃないとしてもさ。
【商品のお問い合わせ先】
adidas group customer service
TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
https://shop.adidas.jp/palace/
PALACE SKATEBOARDS
https://www.palaceskateboards.com/