「ほんとは意味を知らないけど、わざわざ人に聞くのもなんか寒いな」というファッション用語をわかりやすく楽しく解説する『いまさら聞けないファッション用語辞典』。今週解説する言葉は ”テラコッタ”。
【第27回】テラコッタ(terracotta)
Illustration:HONGAMA
Instagram:@hongama56
テラコッタ(イタリア語)
・陶器や建築用素材などに使われる素焼きの焼き物。
・上記に用いられる粘土、転じて、そのような色のこと。
2016年春頃から話題になり、この秋冬にもレディースを中心に人気を博しているトレンドカラー”テラコッタ”を知っていますか? イタリア語でテラ=土、コッタ=焼いたを意味し、直訳すると、焼いた土色。通常、茶色がかったオレンジ色を指します。オレンジがかったブラウンカラー、オレンジキャメル色などブランドによって表現の仕方は様々ですが、赤茶けたレンガのイメージが近いかと思います。こちらを参考に。
相性のいい色としては、基本的に “白・黒・カーキ・ネイビー・ベージュ・グレー”の6色と言われており、加えてデニムにもマッチするので、コーディネートに取り入れやすく、春先〜秋まで活躍してくれる、なかなかの万能カラーと言えるでしょう。
それでは例文へ。
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A 「黒いニット飽きたんだけど、なんか良いのないかな?」
B「とりあえず色は、テラコッタがいいんじゃない? いま旬だし、何よりアウターに多い色にはだいたい合うからね。」
解説:このように、ちょうどいいタイミングで、さりげなく知識を披露すれば、誰でも手軽にファッション上級者のような気分を味わえます。
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A「差し色になる小物買いたいんだよね。」
B「最近聞いたんだけど、テラコッタがオシャレらしいよ。ちょっと重いけど、持ち歩くならレンガかな。」
解説:ファッションの話をしている時は、色のことを指すので間違わないように気をつけましょう。
これでテラコッタは覚えられましたね。実際どんなアイテムが売られているのか買い物の時にチェックしてみましょう。