「ほんとは意味を知らないけど、わざわざ人に聞くのもなんか寒いな」というファッション用語をわかりやすく楽しく解説する『いまさら聞けないファッション用語辞典』。今週解説する言葉は ” エッジィ”。
【第17回】エッジィ(edge)
Illustration:HONGAMA
Instagram:@hongama56
[名詞]
刃 、鋭利さ,鋭さ.
縁,へり,かど; 端.
エッジの効いた〜、エッジィな〜といった使い方で、名詞でエッジ(edge)、形容詞ではエッジィ(edgy)となり、要は尖端的、とがっていることを指します。
トレンドに流されずに独自のスタイルを貫く様や、前衛的な意匠のことを表すだけでなく、単にかっこいいと言った意味で使われる言葉でもあり、ファッションの話をしている時に頻出するワードです。
英語ではedgyでイライラしている、短気な、不安なという意味もあるぐらいなので、文字通り、とげとげした尖った様子を想像すれば、使いやすいかと思います。
それでは例文へ。
○
彼氏:「新しい服買ったんだー! どうこれ?スタッズついてて良くない?」
彼女:「(うわ、ダサいなー)えーっと、エッジ効いてていいね! 」
彼氏:「でしょ〜!?」
解説:
スタッズついてなさそうなものに、スタッズがついてたらエッジ効いてると言っておけば間違いはないです。内心、「それは攻めすぎだろ……。」と思いながらも褒めなければいけない場合はエッジィの一点張りでだいたい乗り切れます。
×
A:「最近筋トレ頑張ってるんだよね。」
B:「でかい! 切れてる! エッジが効いてる!」
解説:
たとえ、鍛え抜かれた筋肉が尖っていても、ここでエッジが効いてるはちょっとどうかと思います。
さて、こんな感じでだいたい意味は覚えてもらえたかと思います。自分には理解できない前衛的なファッションを纏った人間とも円滑に会話が進む魔法の言葉”エッジィ”で、相手を褒ていると勘違いさせて、好印象を獲得しましょう。