サルでも分かる!『いまさら聞けないファッション用語辞典』第15回 : ビスポーク。

by Mastered編集部

「ほんとは意味を知らないけど、わざわざ人に聞くのもなんか寒いな」というファッション用語をわかりやすく楽しく解説する『いまさら聞けないファッション用語辞典』。今週解説する言葉は ”ビスポーク ”。

「ほんとは意味を知らないけど、わざわざ人に聞くのもなんか寒いな」というファッション用語をわかりやすく楽しく解説する『いまさら聞けないファッション用語辞典』。今週解説する言葉は ”ビスポーク ”。

【第15回】ビスポーク(bespoke)

BESPOKE_fin

Illustration:HONGAMA
Instagram:@hongama56

[形容詞]
〈衣服・靴など〉注文品の,あつらえの

「注文の~」という意味です。要はオーダーメイドのことなのですが、オーダーメイドは和製英語。英語で言うと、アメリカではテイラードが仕立てられたという意味ですが、イギリス英語で職人により仕立てられた紳士服を指すのがビスポーク。テイラードに、さらにクラフトマンシップが加わったニュアンスが含まれるのがビスポークと言えるかと思います。

語源は、顧客がテーラーに「話しを聞かれながら = be spoke」服を仕立てていくことに由来しているとのこと。コミュニケーションを取りながら、二人三脚で服を作るといった意味合いから来ているので、主にスーツに関しては、フルオーダーに限らず、イージーオーダー、パターンオーダーであってもビスポークの定義に当てはまります。

また、同じような意味で、Su-Mizura(スミズーラ)という言葉がありますが、こちらは、イタリア語です。厳密に言うとフルオーダーはゼロから自分好みのスーツを仕立てることに対して、ス・ミズーラは、ブランドが考えるクラシカルなスタイルを基本として、素材を選び、大まかなデザイン、ボタンやポケットの処理など細かい部分を決めていくといった感じなので、それぞれ少しづつ意味が違います。

ビスポークの話しに戻ると、ビスポーク・テーラーで注文服店を指し、ビスポーク・テーラーを略してビスポークと表現されることも。

それでは例文へ。


A:「スーツ似合ってるね。」

B:「この前ロンドン行った時にサヴィル・ロウで、仕立ててもらったんだよね。やっぱ本場は違うわ。ビスポークテーラーの名門紳士服店行ったらビスポークスーツ作らなきゃね。」


解説:
なんてことない社交辞令で、自慢話の扉を開けてしまったようですが、オーダーメイドのスーツなんだよという意味です。

×
A:「今度さ、ビスポークできる店一緒に行かない?」

B:「ごめんおれベジタリアンだからさ。ビスポークはちょっとNGだわ。」

A:「あ、うん。」

解説:
ポークだけに反応して、恥をかいてしまいました。指摘する方も気を使うので知ったかぶりはやめましょう。

ビスポーク、スミズーラと今回は盛りだくさんでしたね。ついでに、「”背広”という単語の語源はスーツ発祥の地であるロンドンの仕立屋街サヴィル・ロウが訛ったという説が有力なんだよ。」という雑学も挟みながら、へー色々知ってるね〜的な尊敬の眼差しを積極的に注がれに行きましょう。

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