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お洒落な人はやっぱり自転車もお洒落だった!ファッション業界のみならず、各方面の第一線で活躍する方々の自転車とそのファッションをスナップして、ややエンスー気味にお届けするこちらの企画。今回は、老舗セレクトショップ『デプト(DEPT.)』&デプトが仕掛ける自転車ショップ「ギークガレージ」のプレスを務める林俊明氏と、その愛車『ヴェローチェ(VELOCE)』のファニーバイクが登場です。
#23. 林俊明(デプト・ギークガレージ プレス)
林氏が乗るこちらは、フロントホイールがリアホイールよりも小さく、極端に前下がりなジオメトリになっている”ファニーバイク”と呼ばれるフレーム。グレッグ・レモン(Greg LeMond)やローラン・フィニョン(Laurent Fignon)、ベルナール・イノー(Bernard Hinault)といった往年の名選手たちがひしめき合った1980年後半頃、タイムトライアル用を主として隆盛を極めるも、現在ではほとんど使用されることのないレアな形のフレームです。
2005年頃のいわゆる”ピストトリックブーム”時には、BMXハンドルをつけてトリックを決めていた”クチ”だそうですが、それが原因でボトムブラケット部分からフレームが破損。それを「REW10WORKS」で溶接してもらい、”走り系”バイクに仕上げたのは最近のことなのだとか。
そんなダイナミックな運命を辿る一台の詳細も気になりますが、まずはファッションからチェックしていくと、『ニューヨーク シティ Tシャツ(NEW YORK CITY TEE SHIRTS)』のプリントTシャツに、『ペグ(PEG)』のショーツを合わせ、小物には『レイバン(Ray-Ban)』のサングラス、そしてショーツのストライプに合わせたイエロー×ブラックのカラーリングがニクい『アディダス スケートボーディング(Adidas Skateboarding)』のスニーカー!さりげなく全体のトーンを自転車と合わせているあたりもさすがです。
■Bike Spec
フレーム:VELOCE
フォーク:UNKNOWN
ステム:NITTO “PEAL”
ハンドル:NITTO
クランク:SHIMANO “DURA-ACE”
チェーンリング:SHIMANO 49T
コグ:EURO-ASIA IMPORTS “SUPERSTAR TRACK COG” 17T
BB:Campagnolo “Veloce”
ペダル:MKS “UNIQUE ROYAL”
サドル:BROOKS
フロントホイール:UNKNOWN RIM×MICHE HUB
リアホイール:MAVIC “OPEN SPORTS”RIM×SUNTOUR “Superb”HUB
それでは、みなさんお待ちかね。ややマニアックにこのファニーバイクをチェックしていきましょう!まず、注目したいのがフレームそれ自体。通常は一本のパイプで作るダウンチューブといわれるボトムブラケット(クランクの軸となる自転車フレームの最下部)とヘッドチューブ(フロントフォークをフレームと接続する部分)をつなぐ部分を、なんと2本のパイプで構成!これによって、細く美しいシルエットを作り出しているんです!
そして、その繊細なシルエットを壊さぬよう、あえて極端なデザインのエアロホイールは避け、スポーク組のホイールを選択。『ニットー(NITTO)』のドロップハンドルをカットオフして、ブルホーンバーとして使用している点もなかなかオーセンティックで素敵です。ボトムブラケットには、さりげなく、イタリアを代表するパーツブランド『カンパニョーロ(Campagnolo)』の”Veloce”という洒落の利いたチョイスも最高。林氏の遊び心が感じられる一台に仕上がっていますね。
さて、今回のスナップはいかがだったでしょうか。林氏は、次の一台を組む計画があるそうなのですが、気に入るフレームがなく、なかなか先に進んでいないそう。そちらも組み上がり次第、チェックさせていただきましょう!それでは、また来週…と締めくくる前に、ちょっとニュースが。本日7月30日(土)15:00より、ギークガレージ(中目黒)では、福引大会が開催!かなり豪華な景品もあるそうですので、詳細はギークガレージのブログでチェックしつつ、気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
東京都目黒区青葉台1-20-4 Force Bldg 1F MAP
Tel:03-3780-4650
営業時間:平日 13:00〜21:00/土・日・祭日 13:00〜20:00
http://www.dept.jp/blog/geek-garage/
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