ファッショニスタの自転車拝見! 「Check Your Bike」 #06 蒲谷健太郎（BAL デザイナー）

by Mastered編集部

2011.02.12

お洒落な人はやっぱり自転車もお洒落だった！ファッション業界のみならず、各方面の第一線で活躍する方々の自転車とそのファッションをスナップして、ややエンスー気味にお届けするこちらの企画。いつもの文章に、Cluster初の動画も加えた大ボリュームでお送りする今回は、人気ドメスティックブランド『バル（BAL）』のデザイナーを務める蒲谷健太郎氏とその愛車『マングース（MONGOOSE）』の”SUPER GOOSE”が登場です!!

#06 蒲谷健太郎（BAL デザイナー）

バルのジャケット29,400円、シャツ15,750円、パンツ15,750円（すべてバル）
effector by NIGO® のサングラス、バル×ポーターのバッグ、ヴァンズのDUSTIN DOLLIN（すべて私物）

昨年10月に購入したというこちらは、BMXの元祖ブランド、マングースを代表する人気モデル”SUPER GOOSE”。当時、レーシング仕様のハイスペックモデルで、BMX少年であれば誰しも憧れた一台なんです。

その愛車も気になりるところですが、まずは、服装からチェックしていきましょう。ロンドンストライプのシャツに、くるぶし丈のホワイトデニム、MA-1を合わせ、小物には指ぬきグローブをチョイス。アメリカンな自転車とブリティッシュなファッションというミックス感が絶妙です。
そんな今回のコーディネートですが、実は、街に生きるスキンズの姿を追った写真集「Skins」で名高い写真家ギャビン・ワトソン（gavin watson）が撮ったBMXに乗るスキンズの少年に影響を受たものだそう。ディープなところからサンプリングしてくる姿勢は、積極的に見習いたいところですね。

■Bike Spec
フレーム: MONGOOSE SUPER GOOSE 81′
フォーク: UNKNOWN ORIGINAL FORK
ホイール: ACS Z MAG
タイヤ: PRIMO DIRT MONSTER（SKULL LOGO VER.）
ハンドル : UNKNOWN LARGE BAR
ペダル: MKS FOOT JAWS
ブレーキレバー : SHIMANO DX（NOS）
ブレーキキャリパー : DIA-COMPE MX1000（NOS）
サドル: AERO MAX
チェーンリング: SUNTOUR 42 （NOS）
クランク: SUGINO 1 PEACE
シートクランプ : SUNTOUR（NOS）
ステム: SR SAKAE MS-423（NOS）
シートポスト : MONGOOSE（NOS）
グリップ: OGK 77-17
ナンバープレート : ZERONINE

それでは、自転車のパーツ構成をマニアックにみていきましょう! BMXコンポーネンツメーカーとして30年以上の歴史を持つ老舗『ACS』の傑作マグホイール（マグネシウム合金を使ったホイール。強度が高く、レースに使用されていた）“Z MAG”や、日本が誇るグリップメーカーの雄『OGK』のヴィンテージグリップ、そして今はなき国産自転車パーツメーカー『SRサカエ（SR SAKAE）』のステムと、要所要所をブラックで引き締めつつも、サドルやブレーキのブルー、チェーンリングやペダルのゴールドで色合わせ。2トーンでまとめがちなオールドスクールBMXを3色で仕上げています。
そして、なんといっても目を惹くのはヴィンテージのナンバープレート。通常、購入したあとにナンバーを書き入れる枠の内側を、ステッカーで大胆にアレンジしています。ヴィンテージパーツで構成されたところに、現代のステッカーを張る。決め過ぎず、抜き過ぎずのバランスはさすがですね。

ちなみに、オススメの映画を聞いてみたところ、不朽の名作「E.T.」のほか、「ガンモ」や「BMX BANDITS（邦題：BMXアドベンチャー）」の3本がオールドスクールBMX乗りとしてはマスト! とのこと。BMX BANDITS以外は現在DVD化されておりますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

そして、冒頭でご紹介したように、今回よりこちらの企画は動画でも配信中!! 文章や写真だけでは伝わらない細部の細部まで、取材してまいりましたので、ぜひご覧になってみてください!!