NYの伝説的クラブ、The Galleryが現代に蘇る。

by Mastered編集部

David MancusoのLOFTや、後のParadise Garageと共にNYのクラブ史を語る上では欠かせない存在である伝説的クラブ、The Gallery。その創設者であり、現代では当たり前となっている"DJ MIX"を生み出した偉人としても知られるNicky Siano(ニッキー・シアーノ)の来日公演が6月24日(金)、contactにて開催される。

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David MancusoのLOFTや、後のParadise Garageと共にNYのクラブ史を語る上では欠かせない存在である伝説的クラブ、The Gallery。その創設者であり、現代では当たり前となっている”DJ MIX”を生み出した偉人としても知られるNicky Siano(ニッキー・シアーノ)の来日公演が6月24日(金)、contactにて開催される。

1972年、僅か17歳にして、友人たちの協力のもと、ほぼ手作りでThe Galleryを作り上げたNicky Siano。革新的だったのは3台のターンテーブルに、カスタムされたサウンドシステム、そしてビートマッチングである。77年の閉店までの6年の間に、現在に繋がるクラブやダンスミュージックの礎を築いたThe Galleryは、閉店から約40年が経過した現代でも、多くのDJやミュージシャンに影響を与えている。

そんなThe Galleryの象徴とも言えるNicky Sianoの今回の来日公演では、DJ NORI、DAZZLE DRUMSらが集結。来日ツアーにあわせて、[SARCASTIC(サキャスティック)]とのコラボレーションTシャツもリリース予定となっており(別途リバーシブル仕様のメッシュタンクトップや、サングラスも販売予定。詳しくはオフィシャルサイトにてご確認を。)、こちらの方も見逃せないところだ。

以下のNicky Sianoのエクスクルーシヴインタビューをチェックした後、当日は心ゆくまで彼の作りだす音楽を楽しんで欲しい。

【The Gallery supported by Sarcastic】
■東京公演
開催日時:2016年6月24日(金) OPEN 22:00
開催場所:contact
料金:3,500円(フライヤー持参で500円OFF)

Studio:NICKY SIANO (The Gallery / Studio 54 / NY)、DJ NORI (Tree / Gallery)、DAZZLE DRUMS (Nagi & Kei Sugano)

Contact:DJ KENSEI, LADY-K (nervy)、Kaji (WITT / xxx)、TOYO (WITT)、yoshihiro & yoichi, bon appetit ($HOW5 # テガキ & KAI)

Photo:Niiyan
Food:BAHAMA KITCHEN
Balloon:YOSHIHIRO NAGASAWA
The Gallery Hell:NAGOYA、SUZUKO

■宇都宮公園
開催日時:2016年6月25日(土) OPEN 22:00
開催場所:SOUND A BASE NEST
料金:3,000円

SPECIAL GUEST DJ:NICKY SIANO (The Gallery / Studio 54 / NY)
DJ:HOSSY, kasetty, YOSHI, JOSE

【Nicky Siano インタビュー】

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— 今でも多くの人に愛されている伝説的なクラブとして知られているTHE GALLERYですが、あなたがTHE GALLERYをスタートさせた背景を教えてください。

Nicky:私にとってもオーディエンスにとっても特別な場所を創りたかった。サウンドシステムや照明を思い通りに操れるスペースに、メンバーシップによる厳選された人々。今ではあたり前のことでもあるけど、当時そこまで気を遣ったクラブは他には無かった。毎週のように同じ客が遊びに来てくれて、人が人を呼び、口コミで成長していったんだ。あきらかにNYクラブ黎明期の中心地だった。現在まで続くクラブの雛形を創ったのは間違いなくTHE GALLERYだ。今でもプライベートメンバーだった人からSNSで連絡を貰うことがある。彼らは「どれだけTHE GALLERYが素晴らしかったか」を話してくれるんだ(笑)。

— Paradise GarageのLarry Levan、ハウスミュージックを作ったFrankie Knucklesという今は亡き偉大な人物たちも当時のTHE GALLERYで働いていたと聞いています。彼らとの出会いを聞かせてください。

Nicky:Larry LevanもFrankie KnucklesもTHE GALLERYがオープンした最初の夜の客として来たんだ。私と意気投合して、その後はデコレーションのスタッフとして風船を膨らましたり、Larry Levanは照明も担当していた。2人とも私の教えのもとTHE GALLERYからキャリアをスタートさせたんだ。

— あなたは初めて3台のターンテーブルを駆使して、ビートマッチングをおこなったDJと言われています。革新的なアイデアだったと思うのですが、何故その発明に至ったのでしょうか?

Nicky:そんな経験も無かったのに、同時に3枚のレコードをプレイしている夢をみたんだ。だから本当に神からのお告げだと感じている。そして自宅からターンテーブルを持ち込んで、夢で見たプレイにチャレンジしてみたんだ。そこから先のストーリーはキミたちも知る通りさ。

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— 当時はどのような楽曲をプレイしていましたか? また当時と現在であなたの音楽的な趣向は変わりましたか?

Nicky:THE GALLERYが存在していた当時のダンスミュージックはロックやR&B、それにゴスペル、ジャズ、ポップだった。ベストな音楽でさえあれば、あらゆるジャンルの楽曲をプレイしていたよ。その後、ハウスなどの打ち込みが生まれて私自身の幅も拡がったけどベストな音楽をプレイするという基本的な精神は変わっていないし、今でも色々なスタイルの音楽をかけたりする。一晩中同じテイストの音楽を聴き続けるのは退屈に感じてしまうんだ。

— 歴史に名を残すTHE GALLERYの創設者であるあなたが考える「良いパーティー」とはどのようなものでしょうか?

Nicky:意外かもしれないが最も大切なのは安全な場所である事。バイオレンスはいかなる理由があっても許されない。その為のメンバーズシップだったという側面もある。サウンドシステムも当然だが重要だ。同時にサウンドシステムとフィットする照明も必要。そこにスタッフの笑顔があれば最高のパーティーになるだろう。

— 60歳を越えてもなお、精力的にDJを続けていますが、そのエネルギーの源は何処から来るのでしょうか?

Nicky:DJを続けたい気持ちはあるけど体力的には厳しくなってきているね。特に海外での公演は少なくしないといけないと感じているんだ。日本は大好きだけど、ひょっとしたら今回が最後の来日になるかもしれない。

5,400円 + 税(会場価格:4,000円)

税込5,400円(会場価格:4,000円)

— THE GALLERYとPaul T.のブランドSARCASTICがコラボレーションをしました。当時のファッションにインスパイアされた幾つかのアイテムが制作されましたが出来はいかがでしょうか?

Nicky:Paul T.の音楽とファッションを結びつける表現方法は大好きだよ。70年代のクラブが、その後のファッションに与えた影響は計り知れない。もっと音楽とファッションが密接にあるべきでPaul T.の活動は尊敬に値する。今回のアイテムも、当時の雰囲気を現代風にアップデートしていて、とても気に入っている。

— THE GALLERYを現代に蘇らせるというコンセプトで日本でもパーティーが開催されます。想いを聞かせてください。

Nicky:70年代当時の雰囲気を再現するための仕掛けが幾つかある。風船のデコレーションや当時の映像なども使うつもりだ。それに今回のパーティーを特別にするために、私が新しくエディットした楽曲を持っていくし、3曲ほどリミックスも作った。さっきも伝えたけど最後の来日になるかもしれないし、常に全力でプレイするつもりだよ。それに渋谷のContactはベストなクラブだと聞いているし、東京以外の会場でプレイするのも久しぶりだから期待している。ダンスフロアで日本のオーディエンスに会えるのを楽しみにしているよ。

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