「ほんとは意味を知らないけど、わざわざ人に聞くのもなんか寒いな」というファッション用語をわかりやすく楽しく解説する『いまさら聞けないファッション用語辞典』。今週解説する言葉は ”ノーブル”。
【第7回】ノーブル(Noble)
Illustration:HONGAMA
Instagram:@hongama56
聞いたことあるけど、絶妙に意味分かるようなわからないような、ノーブル。
[形容詞]
高潔な,気高い,崇高な; りっぱな.
身分の高いという意味もあるので、貴族をイメージすればわかりやすいでしょう。高貴で上品なさまを指します。外見だけでなく、育ちや家柄が良さそうな印象という内面から溢れ出る気品といったニュアンスです。
ファッション誌等でも、ノーブルな仕上がりの◯◯といった感じでよく使われていますよね。カラーを表す時にも使われていて、ニンテンドーDS Liteでもノーブルピンクというカラーが発売されています。下品なビビットピンクではなく、上品なおピンクという感じでしょう。女性の方が馴染み深い言葉かもしれません。ノーブルメイクというと、大人の女性の知的なメイクで、お手本はエマ・ワトソンだそうです。
それでは例文です。
○
男A「エマ・ワトソンってまじ可愛いよね!」
男B「賢者の石の時のハーマイオニーから、大人の女性へと良い成長の仕方をしたよね。ファッションもノーブルな感じがして好きだわー。」
解説:
エマ・ワトソンとのコンボが間違いないです。応用してメンズファッションでも使っていきましょう。スーツスタイルの話をする時もいいですし”ノーブルな印象のホワイトのスニーカー”といった使い方もできますね!
×
女性A「私もういい年だし、ノーブルな感じにイメチェンしようかな〜」
母「いいわよね〜。だらしないって思われがちだけど、締め付けがなくなって、血行とリンパの流れが良くなるから、体に良いって医学的にも証明されてるのよ。」
解説:
ノーブラのことを言っているようです。おばさんのノーブラは上品ではないので×です。ちゃんと意味を知っておけばこんな恥ずかしい間違いをしなくて済みます!
これでノーブルは覚えましたね。口を開けば二言目には、ノーブルを連呼してハイソサエティなセレブ気分を味わいましょう。