定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #23:WACKO MARIAの『PLEATED TROUSERS』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第23回では、WACKO MARIA(ワコマリア)の『PLEATED TROUSERS』をピックアップします。

WACKO MARIAの『PLEATED TROUSERS』

音楽をルーツにもち、上質で色気を感じさせるスタイルを提案するWACKO MARIA。日常での経験、音楽、映画、アートなどをテーマに掲げ、妥協のないものづくりの姿勢とオリジナリティ溢れるアイテムで多くのファンを獲得しています。今回は、そんな同ブランドを代表するパンツの1つである『PLEATED TROUSERS』をピックアップ。

基本情報
ブランド:WACKO MARIA
アイテム名:PLEATED TROUSERS
素材:ウール100%
サイズ:S、M、L、XL
カラー展開:ブラウン パープル
価格:39,000円 + 税

大人の色気を醸し出すワンタックトラウザーズ

老舗生地メーカー・Zegnaの生地を使用した『PLEATED TROUSERS』。高級感溢れる光沢と独特の風合いが魅力で、肌触りも抜群です。カジュアルでもドレスでも、様々なシーンで着用出来るのも嬉しいポイント。

■レコメンドポイント

高級な素材の持ち味をさらに引き出す、他に類を見ないカラーリングに要注目。シーズンによって展開されるカラーが異なるので、気になる方は早めの購入が吉と言えそうです。

ディテール & シルエットチェック

ワンタック仕様。

ジップはこんな感じ。

ダブル仕上げの裾。

Lサイズで、ウエスト88cm、ヒップ111cm、股上30.5cm、股下90cm、裾幅18.5cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

Lサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「こういうスラックスを探してました。綺麗な印象で穿けますが窮屈感もなく、柔らかな肌触りが病みつきになりますね。シーズンによってカラー展開が変わるので、欠かさずチェックしようと思います」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■□□ ヘビー
シルクに近い、さらっとした優しい肌触り。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
ウエストはゆったりですが、ルーズは印象は一切なし。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■■□□ ラグジュアリー
高級な生地を使用しているので、妥当な値段設定かと。

【お問い合わせ先】
PARADISE TOKYO
東京都目黒区東山2-3-2
TEL:03-5708-5277
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