「架空のBARオーナーになりきって書いた日記」を展示。ネオン太郎の個展『お酒と記憶』

by Nobuyuki Shigetake and Mastered編集部

ネオン太郎による個展『お酒と記憶』が、4月1日(水)より、ギャラリー月極にて開催される。

お酒で記憶をなくすことがしばしばあり、記憶、思い出というものへの興味関心が強い同人物だが、今回の個展では、2014年7月から制作を続けている、架空のBARオーナーになりきって書いた日記、約6年間分を文集形式でまとめた冊子と、日記100日分を額装したものを展示・販売。

日記には、架空のBARで毎晩繰り広げられる、誰の記憶にも一切残らないような些細な出来事、少しだけ楽しかったこと、かすかに心に響いた会話などが綴られており、備忘録として散文的に書かれた文体、お客さんの特徴を独特に捉えた表現に、想像力をかきたてられる。

”本当の幸せ”とは何かを日々熟考した結果、人生は思い出づくりという結論に達し、物、金以外の、無形物に焦点を絞り創作活動を行っている同人物の集大成をくれぐれもお見逃しなく。

ネオン太郎 『お酒と記憶』

開催期間:2020年4月1日(水)~4月19日(日)
開催場所:ギャラリー月極
東京都目黒区東山3-12-4
http://tsukigime.space/