今年6月に公開された映画『マダム・イン・ニューヨーク』は、ごく普通の主婦がコンプレックスをはねのけ、ひとりの女性としての誇りと自信を取り戻していく様を描いたヒューマンドラマ。公開されるや否や、女性層を中心に話題となり、日本におけるインド映画の興行成績は第3位とミニシアター系では異例のスマッシュヒットを樹立した。
本作の主人公・シャシは、二人の子供と夫のために尽くすごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦からひとりの人間としての自信を取り戻していく。しかし学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。それでも学校の仲間たちは彼女とともに卒業しようと協力をするのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり・・・。
監督は、ファイナンシャルタイムズ紙で『注目すべき25人のインド人』にも選出され、注目を集めるガウリ・シンデーが務めており、本作が初の長編映画だ。また、インド映画史100周年国民投票で女優部門ナンバー1を獲得したシュリテヴィが主役を熱演するなどと注目度は抜群。今年の見納め映画は、是非『マダム・イン・ニューヨーク』を!
【『マダム・イン・ニューヨーク』】
DVD 3,800円 + 税 Blu-ray 4,300円 + 税 発売中
発売・販売元:アミューズソフト
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