Wassup VERDY – VERDYに訊く、Girl’s Don’t Cryとあれこれ –

by Keita Miki

現代のストリートファッションを愛する若者たちにとって”ヴェルディ”と言う言葉は=”川崎”では無く、グラフィックデザイナーでありGirls Don’t Cry(ガールズ ドント クライ)、Wasted Youth(ウエステッド ユース)という2つのプロジェクトを手がけることでも知られるVERDYのことを意味する。
僕らがあの頃ラモスやビスマルクに送った視線と同じように、世界中のストリートキッズたちから憧れの眼差しを集めるVERDYという男は一体何者なのか。去る4月に行われたGirls Don’t Cryのイベント『Girls Don’t Cry Meets Amazon Fashion ”AT TOKYO”』の会場にて、Masteredとしては初となるVERDYへのインタビューを敢行した。

Photo:ko-ta shouji | Interview&Text&Edit : Keita Miki

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”格好良い風に見えて格好良くないもの”が今の世の中には溢れているんだけど、その良い悪いの判断は自分の目で見て、かなり直感的にしているように思います。(VERDY)

— VERDYさんと直接会って、こうして話すのは意外にも初めてなんですよね。コミュニティとしてはすごく近いところにいるとは思うのですが。年齢はおいくつですか?

VERDY:1987年2月の産まれなので、32歳になりますね。

— 地元は大阪ですよね。大阪のどの辺りの出身なんですか?

VERDY:住之江区。南の端っこの方です。

— 過去のインタビューを読むとハードコアや裏原カルチャーがVERDYさんのクリエイションの根幹にはあるようですが、そういった情報はどこから?

VERDY:最初に触れたのは、やっぱり雑誌を通してですかね。当時リリースされていたペプシとA BATHING APE®(ア ベイシング エイプ®)のコラボ缶であったり、街中でも目にする機会は多かったので、自然と興味を持つようになりました。あとは、地元の詳しい先輩に色々と教えてもらったり。そういえば当時、住之江区でやっていたフリーマーケットではブートのBAPEが沢山売られていて(笑)、そういうのもきっかけの1つと言えるかもしれません。