昨シーズンから継続してフラワーマンを探求する旅は続き、オペラやイブニングが主体であったウィンターコレクションから新しく生まれ変わるように、今シーズンは明るい陽射しに似合う夏の色へと変化。

室内の“jardin a la francaise＝（フランス風の庭園）-　雪の妖精で満ち溢れているような白いバラの木が寄せ木細工の床材と組み合わされ、ディオール マンは格調高いブルジョアの世界にいながらもコンテンポラリーな要素を持ちあわせるスタイルへと進化し、伝統や格式を守りながらも、マスキュリンな正装のルールを打ち破るような遊びごころあふれるスタイルが姿を現した。

なお、今回のコレクションについてデザイナーであるクリス・ヴァン・アッシュは以下のように述べている。

「このコレクションにおいて、ムッシュ・ディオールとの対話はより抽象的な方法で続いています。ディオールのもつフランスらしさやシンボリックなものを主張すると同時にスポーツウェアのルーツやそれが持つコンテンポラリーな要素への探求でもありました。」

「私にとって、コードを探すことは日常であり、メンズウェアはそのコードで満ちています。今回のコレクションにおいて、多くのコードがトラディショナルなものでした。しかし、これら伝統の蓄積が、ものごとの極端な部分と本質的な部分どちらもを掛けあわせた新しいコンテンポラリーエレガンスをつくりだすのです。」

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