KANATANは、東京を拠点に活躍するグラフィックアーティスト。近年では、代表作であるグラフィックコラージュのみならず、VJや映像なども手がけ、活動の幅を広げている。
今回の作家初となる個展では、高校時代から数十年間作りためたコラージュに、CGやムーブメントを加えたデジタルインスタレーション作品を展示。
インターネットのチープなフリー画像、買い集めているガラクタ、製作者不明の動画などをコラージュの素材に用いているKANATAN。彼女の手により、普段は交わることのない対比的なものが組み合わせれ、アンバランスでシュールなイメージができあがる。
タイトルの『枯れた胡蝶蘭』は、KANATANの枯れて放置されていた胡蝶蘭を見た編集者のホガミアイが、彼女を体現している言葉として作ったオリジナルのキャッチフレーズ。
以下は、そんな”枯れた胡蝶蘭”の名付け親のホガミが、今回の展覧会に寄せたコメントである。
「ハイ・センスなムードと黒髪のボブ。“呼ばれたタイミングで好きにやる”愛すべきカルト・ヒロイン、KANATAN。この度、KANATANの20年以上に渡る“相反するモノを組み合わせる”研究を、ようやくみなさまに発表できることを、心からうれしく思います。
これまでVJやグラフィックアーティストとして、呼ばれた現場で、都度都度、研究の成果を発表してきました。『枯れた胡蝶蘭』展では、かつて一度もアーカイブされることのなかった、高校生時代から現在までの研究成果、を一挙に展示いたします。”ウンコ”も”龍”も”住宅街”も、渾然一体となった研究の成果をぜひ一度、その目でご覧いただき、言葉を失ってください」。
個展の初日となる1月25日(金)18:00~20:00には、オープニングレセプションも開催されるとのことなので、興味がある方は足を運んでみて。
開催日:2019年1月25日(金)~2月2日(土)
開催場所:ギャラリー月極
東京都目黒区東山3-12-4 第二東邦ビルB1階
■オープニングレセプション
開催日時:2019年1月25日(金) 18:00~20:00