シーズンテーマは”Truth”。

真実は、かつてないほどに重要となっている。阿部千登勢は、ニューヨークタイムズ紙が掲げた、このTruthという宣言を出発点として、真理、知覚、信頼性の概念を探求した。インディペンデンスかつ大胆であること、そして現状に満足せず、自分自身が求める答に対して常にチャレンジすることを支持している。積極性と連帯感により、クリエイティビティの信仰を腐食するものに立ち向かい、自身の信念とアイデンティティに正直でありながら新たなものを創造する。一体感の繰り返し。パーツの集合体以上のアイデアを生み出すため、一見反対に思える発想をつなぎ合わせる。ルールを覆す。米軍ミリタリーの実用性をもつノルディックニット。フェアアイル柄とピンストライプ。クリケットセーターをミックスしたアランニット。一見すると外見的な解明と脱構築的な手法で、身体の前中心軸を解剖しコクーンのように身体を包み込む新たなプロポーションを形成し、着用者の毎日の気分に応じて何通りかの異なる着方ができるようにした、新たなハイブリッドへの試み。フラワープリントとフェアアイル柄は一つに融合。互いが感心し合えるパートナーと協業し、新しいものを創造する。

reyn spooner（レインスプーナー）のハワイアン・パターンを再コンテキスト化し、コーデュロイ、ワッフル、 ダウンのアウターウェアへの刺繡といった形でsacaiの秋冬のファブリックに落とし込んだ。

ハワイアン柄はreyn spooner（レインスプーナー）。 シープスキンブーツはUGG（アグ）。goro’s（ゴローズ）のジュエリーは、藤原ヒロシのプライベートなコレクションより協力。

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