先日発表された『マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)』の新作フレグランス「Bang」に関するインタビューが、アメリカのファッション誌「HARPER’S BAZAAR」に掲載されています。
驚くべきことにこのインタビューでマークのお相手を務めているのが、今年11月で御年68歳を迎えるアメリカファッション界の大物、カルバン・クライン(Calvin Klein)。
この中で2人は香水についてはもちろんのこと、健康や人生、そしてマークが今回の広告キャンペーンでヌードを披露した経緯に至るまで、多岐に渡るトピックに触れており、ファンならずとも必見の内容です。
そして本日はそんななかから、広告で裸体を披露するに至った経緯をご紹介したいと思います。
カルバン・クライン:今回の香水について聞きたいんだけど、君はこれを自分自身どう評価しているの?
マーク・ジェイコブス:とても気に入っているよ。でもここでその素晴らしさを伝えることは出来ないかな。なぜなら僕はこの香りをを身にまとったり、使ってみて何かを感じて欲しいし、実際にそうしてもらいたいからね。
(中略)
今回の広告キャンペーンへの出演のきっかけは、僕のビジネスパートナーのロバート・ダフィーに「君は本当に素晴らしいスタイルをしているんだから、君が出ればいいんじゃないの」って言われた事なんだ。僕自身もそれは良い考えだなと思った。もちろん最初はジャンルー・シーフが撮ったイヴ・サンローランの広告や自分の好きな広告を思い浮かべて、自分がそういうものを着たらどうなるのかって考えたんだよ。でも同時にそれはとてもセンスがいる事だなとも思った。なぜなら僕は職人気質な男でも無いし、服の知識や手入れ、着こなしの正確さ、完璧さもトム・フォードほどでは無いからね。そんな事を考えてたらこの広告で僕が着られるものは全然無いように思えたんだ。ジーンズやシャツも試してみたけれど、良くなかった。そうしたらカメラマンのユルゲン・テラーに「服を脱いで」と言われてね。それで、この広告が完成したんだ。
そしてこの他にも、マーク・ジェイコブス、マーク・バイ・マーク・ジェイコブス、ルイ・ヴィトンといったマークが手がけるブランドを、それぞれどのように気持ちを切り替えてコレクション制作をしているかということなど、興味深いやりとりが掲載されています。気になる方は下記リンクより原文をどうぞ。
[via : HARPER’S BAZAAR]