段々と冬の気配が近づき、最も物欲が刺激されるであろうこの時期に雑誌、ことファッション誌の売り上げに大きく関わるのが表紙。
人選はもちろんのこと、各誌の編集者がアイデアを絞り、“これぞ”といった思い思いのアイテムを打ち出してくるのが通常ですが、この冬、ある1つのアイテムが複数のメディアのカバーを独占するというちょっとした珍事が起こっています。
そのアイテムとはずばり、2006年よりクリストフ・ドゥカルナン(Christophe DECARNIN)がクリエイティヴ・ディレクターに就任し、一新されたメンズラインも大いに話題を呼んでいる『バルマン(BALMAIN)』のゴールド・ドレス。
コレクションではアンジャ・ルービック(Anja Rubik)が着用していた事も記憶に新しいこちらは現在までのところ、なんと計6誌ものカバーに起用されています。
しかも、その表紙を飾ったメディアというのが「Vogue(インド版、スペイン版、ドイツ版でそれぞれ起用。)」、「Harper’s Bazaar」、「10 magazine」、「Zeit Magazin」といったいずれ劣らぬ有名誌。さらには、着用モデルもシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、アンナ・デッロ・ルッソ(Anna Dello Russo)など超一流とくれば、話題になるのも納得ですね。
なお、このドレスは今後少なくともあと1誌(Elle UKの11月号)の表紙に起用されることが決定済み。これまでにも『ミュウミュウ(Miu Miu)』のドレスが色違いで3誌のカバーを独占するということはあったそうですが、全く同じアイテムが計7誌ものカバーに登場となると異例中の異例と言えそうです。
止まることを知らない『バルマン』旋風。この勢いで日本のファッション誌のカバーにも登場なるか!? といったところですが、今後もその動向を見守っていくとしましょう。
[via : FASHIONOLOGIE]