先ごろ開催された2011年春夏パリコレクションでも『シャネル(CHANEL)』のデザイナーとして、圧巻のショーを我々に披露してくれたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)。御歳77歳を迎えた今なお、公私共にバリバリの現役として活躍中ですが、そんな彼がこのたび、遂に自身の進退について言及しました。
今回の発言は、海外ファッション誌「Numero」の12月号に掲載されたインタビューの中で行われもの。これによると、カールは「その時(引退するとき)にはハイダー・アッカーマンに後任を任せたい。」と話しており、アントワープを拠点に活動を続けるコロンビア出身のデザイナー『ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)』を自身の後任として推薦する考えを明らかにしています。
ちなみに、ハイダー・アッカーマンは2002年のデビュー以来、急速に注目を集め、本年6月のピッティ・ウオモにて発表された初のメンズコレクションも大きな話題となった若手の有望株。近年、カール・ラガーフェルドは彼のクリエーションに魅了されており、前述のシャネルのショーにも彼を招待しています。
2009年には『ランバン(LANVIN)』のクリエイティブディレクター、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が後任か!? といった報道も行われましたが、これを見る限りひとまず、その可能性は無さそうですね。カール大帝の更なる活躍に期待しつつ、少しだけ新たなシャネルの姿を妄想してみてはいかがでしょうか。
[via : Racked]