まず、3月11日(金)に発生しました東北地方太平洋沖地震につきまして、被災地の皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
地震の発生以降、記事の更新を自粛しておりましたが、何か私たちでもできることはないかと思い、震災に関して有用と思える情報をまとめることにしました。
すでに目にされている内容も多いかと思いますが、ご活用いただければ幸いです。
1. 災害救援情報まとめサイト「SAVE JAPAN!」
ファッション界を中心に活躍するアートディレクター、ムラカミカイエ氏率いるSIMONE INC.がネット上に点在する震災情報を正確に伝えるべく、驚きの早さで立ち上げた東北地方太平洋沖地震についての都道府県別災害救援情報まとめサイト「SAVE JAPAN!」。
情報をお持ちの方は、各都道県、および地域に対応したハッシュタグを付与し、Twitterへ投稿ください。
SAVE JAPAN!
http://savejapan.simone-inc.com/
2. Google提供による消息情報共有サイト「Person Finder」
こちらも驚くべき早さでGoogleから公開された、人の消息情報を登録・検索できるサービス。
「消息情報を提供する」で自分や知人の消息情報を登録できる他、「人を探している」からはその登録情報の検索が可能。
Person Finder (消息情報): 2011 日本地震
http://japan.person-finder.appspot.com/?lang=ja
3. Googleのウェブアルバム「Picasa」を利用した避難所名簿共有サービス
本日Googleより発表された、避難所の名簿を共有するサービス。被災地の避難所名簿を写真に収めて携帯電話からメール送信することで、Googleのウェブアルバムサービス「Picasa」上にアップされ、共有することができるというもの。今後は写真データを解析し、上記の「Person Finder」とも連動する予定。
詳しい使用方法は下記を参照のこと。
- まず名簿(手書きも可)の写真を携帯電話のカメラでとってください。(お手持ちの携帯にGPS機能が付いている場合、位置情報を添付してくださると、Picasa上で地図と一緒に表示することができます。)
- メールの件名に「避難所名」を設定してください。件名に入力した避難所名が、写真共有サービス Picasa 上で自動的に画像の説明に入力されます。
- メールに添付して、tohoku.anpi.google@picasaweb.com まで送ってください。自動的に Picasa ウェブアルバムにアップロードされます。複数の画像を同時にお送りいただいても大丈夫です。(下記 QR コードからもメールアドレスを取得できます)
tohoku.anpi.google@picasaweb.com- 送信していただいた画像は、Picasa ウェブアルバム(短縮URL: goo.gl/ganbare)でご確認いただけます。
Google Japan Blog: 被災地の皆さまへ、避難所名簿共有サービス開始のお知らせ
http://googlejapan.blogspot.com/2011/03/blog-post_14.html
4. 募金
我々被災者以外が被災地に向けてできることのなかで、一番シンプルかつ確実な方法が募金。
さまざまな団体が義援金の受付をしていますが、なかには詐欺まがいのところもあるので注意。
ネットユーザーが簡単にできる募金としては、「Yahoo!基金」や「はてな義援金」がおすすめです。
Yahoo!基金(ヤフーオークション経験者におすすめ)
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
はてな義援金窓口(はてなポイントを送金可能)
http://d.hatena.ne.jp/hatenacontrib/20110312/1299904670
5. 節電
原子力発電所の運用停止に伴い、東北〜関東の電力が不足しています。
輪番停電の実施もアナウンスされていますが、とくに東京圏の方は極力無駄な電力を使わないよう心がけてください。
海江田経済産業大臣談話・声明(METI/経済産業省)
http://www.meti.go.jp/speeches/data_ed/ed110312aaaj.html
なお、一部でチェーンメールが出回っていますが、周波数の違いなどにより西日本では特別節電の必要は無いとのこと。混乱の片棒を担ぐことがないよう、冷静な判断をお願いします。
神戸新聞|社会|西日本では節電必要なし 関西電力
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003865444.shtml
6. ボランティア・救援物資
「被災地のため、なにか力になりたい!」というのは人間として当然の欲求だと思います。しかし、今、一般のボランティアが被災地にかけつけても、現地で受け入れ体制が整っていないため、足手まといになるばかりか、一層の食料不足を引き起こす原因になりかねません。
また、救援物資に関しても同様で、どこの県も現在個人からの救援物資は受け付けていません。
日本赤十字社では、原則として個人の方からの物品の寄贈は受け付けておりませんので、ご了承ください。
【日本赤十字社】寄付・献血・ボランティア|ホームページ
個人からの救援物資につきましては、受け付けておりません。
東北地方太平洋沖地震についての救援/支援の問い合わせ先 – 青森県庁ホームページ
◆ 個人の方からの義援物資
混乱を避けるため、申し訳ありませんが辞退させていただきます。
福島県ホームページ – 組織別 – 平成23年東北地方太平洋沖地震について
繰り返しになりますが、被災地以外の私たちが今できる最良の行動は、募金することです。物資を購入しようと思っていた金額を、是非義援金へ。
7. 電話以外の通信手段
地震発生から丸三日を経過した現在でも、一般回線や携帯電話が繋がりにくくなっています。回線を圧迫しないという意味でも、TwitterやSkypeなど、可能な限り電話以外の通信手段を用いましょう。
8. その他
他にも有益な情報があれば、どんどんアップデートしていきます。
また、ファッションという、ある種こういった事態とは対極にあるものを扱っている媒体であるからこそ、復興支援に向け積極的に行動したいと思っています。業界の方、なにかアイデア等ございましたらご連絡をお願いいたします。
Clusterメールフォーム
http://form.clstr.net/contact/