野口真彩子と佐々木拓真の手がけるウェアブランド［NOMA t.d.（ノーマティーディー）］の2014年秋冬コレクションが公開された。

シーズンテーマは”contemporary artist in countryside”。旅行をしていて思いがけない所に思いがけないものを見ることがある。デュッセルドルフ、瀬戸内海、ピッツバーグ、ペンシルバニアといった森の中、島、田舎町、山奥でコンテポラリーアートを観た時、その作品と周りの風景との対比が面白いなと思ったところからスタートしたという今シーズン。

定評のあるオリジナルハンドドローイングのテキスタイルプリント柄は2柄で展開。グランマタイルのバラ柄を大小のバランスを極端につけ、リピートを大きくとった『The Rose』と、孤高のスター(アーティスト)を夜空に力強く輝く星に重ねた『Lonesome Star』。

コレクションアイテムはそれぞれ、カントリーサイドの雰囲気を残しながらアグレッシブ且つ、ポップに落とし込み、Jack Pierson・Christopher Wool、Joseph Beuys等のコンテンポラリーアーティストをイメージしてデザイン。カントリーサイドの雰囲気とコンテポラリーの対比をコーデュロイ、シルク、カシミア、ウールなどのナチュラルな素材とナイロン、フェイクファーといった機能素材との対比や組み合わせで表現した。また、バッグ 靴 ストール等の小物でもクラシックなものにコンテンポラリーな解釈を加えたデザインが特徴的。

ポップであること、ユーモアがあること、パーソナルであること、そしてリラックスしていることが現在のコンテポラリースタイルであるという、デザイナー2人の解釈によって構築されたコレクション。

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