［DIGAWEL］の2014年秋冬コレクションが公開。

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デザイナー西村浩平の手掛けるブランド［DIGAWEL（ディガウェル）］の2014年秋冬コレクションが公開された。

“ANOTHER SELF PORTRAIT”というコレクションタイトルを掲げた今シーズンの［DIGAWEL］は、例えば矢沢永吉が自らを三人称で語るように、そしてイタリアの哲学者Giorgio Agamben（ジョルジョ・アガンベン）が「わたしの顔は、わたしの外である」と語るように、個々人で異なるセルフイメージの取り扱い方にフィーチャー。ペルソナの所有ではなく、その活用について探ってみようと考えたことから今回のコレクションはスタートしたそうだ。

Bob Dylanのブートレッグ・シリーズの名称を冠したコレクションは、その素晴らしいリイシュー盤よろしく、より鮮明なヴィジョンを得るために、ひとつひとつの要素をエンカレッジし、丁寧にリファインを施し、新たに見出された素材や技法を加えることで1つの帰着点を得た。それはつまり、過去の自画像をリマスタリングして、更新されたもう一つの自画像を描こうという試み。

待望の新作コレクションは7月末より順次デリバリー予定。店頭にて実物を手に取れる日が今から楽しみでならない。