すっかり恒例となった、自腹で買ったものをチープな写真とともに振り返る迷企画に、ようやく2009年春夏版の登場です。「おい、次はまだかよ?」という、ありがたい催促のお言葉までいただくほどの反響に、当人達もどうリアクションして良いものかドギマギしながらも、相も変わらずなゆるい座談会スタイルでお届けしたいと思います。
前回同様、出席者は編集R、編集U a.k.a. M.U.D.O.、編集M、そしてスナップブログもご好評いただいているキモカワ系スタイリスト、今井康晴の全4名。それではどうぞ。
<ザ スタイリスト ジャパン(The Stylist Japan®)のスクールジャケット>
編集R(以下 R):やっぱりまずはこれから。『ザ スタイリスト ジャパン』のクレジーストライプスクールジャケット。これはもう大久保さんが着てるサンプルを見た時点で完全に一目惚れ(笑)
生地が生地なので数回しか着れていませんでしたが、涼しくなってきたのでガンガン着ようと思ってます。…が、これもフォトグラファーの高木さん、編集U、LW&Tの小木氏、そしてもちろん大久保さんも持ってるので、かぶる頻度もかなりのものです(笑)
編集U a.k.a. M.U.D.O.(以下 U):ザ スタイリスト ジャパンの2009春夏シーズンとしては、後にも先にもこれ1型だけだったわけなんですが、さすがの完成度ですよね。From SHOPSで紹介するときの見出しにも使いましたが、本当にトム・ブラウンもビックリなナイスアイテムです。
今井康晴(以下 今井):数年経っても話題に上ってきそうなほどインパクトのあるアイテム! クラシック入り間違いなしのジャケットですね。写真から再発されそうな気配さえ伝わってきます。
U:なんか今井君、のっけからウマいこと言った気になってない…?
<ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)のマウンテンパーカ>
U:ブランド初のランウェイショーも大成功に終わった『ホワイトマウンテニアリング』のゴアテックスマウンパ。コードレーンみたいな細いストライプ、しかもピンクっていうのがツボでした。ゴアなのにクラシックな形っていうのもいいですね。
そういえば友人から「あの韓国で来てたジャケットってどこの?」っていう問い合わせが入ったりもしました(笑)
R:この辺はWMの真骨頂って感じだね。ゴアテックスのアレンジ力には本当に驚かさせます。コレも気になってましたが、いつものごとくカブるのを避けて、スルーさせていただきました(笑)
今井:梅雨の嫌な気分を和らげてくれるライトピンクのカラーリングをうらやましく見ていました。
編集M(以下 M):これ、カナリ気になってました。最近、何故かピンク好きなので…。
<ハンティングジャケット リサーチ(HUNTING JACKET RESEARCH)のコート>
U:『ハンティングジャケットリサーチ』のコート。10ブランド特集の原稿を作っているときに、いてもたってもいられなくなって買っちゃいました(笑)
サイドの巨大なマガジンポケットも気に入ってます。
R:撮影してるときから気になってたもんね。春先とか秋口とか重宝しそうな感じがイイよね。ポケットいっぱいあるのも、手ぶら人には羨ましいです(笑)
今井:トバシ系担当の私でもこのディティールには男心をくすぐられました。誰かに説明したくなってしまうほど完成度の高いアイテムですよね。
<エンジニアド ガーメンツ(Engineered Garments)のガウン>
R:エンジニアド ガーメンツのスウェット地のガウンは、サラッと羽織るのにちょうどいい。海とかプールから上がったときに重宝する感じです。もちろん街でも着てますが、前を閉めて着てたら恒例の2度見をされました(笑)
U:プール上がりにEGっていうのも新鮮でいいっすね(笑) ガウンってジャケットの上からレイヤードしてもかっこいいんですよね!
着込むごとにイイ味が出そうなスウェットの生地感も最高です。
<エンジニアド ガーメンツ(Engineered Garments)の3ピース>
R:同じくエンジニアド ガーメンツから、ショートパンツの3ピースを。オーバーダイして、さり気ない感じに仕上げたマドラスチェックがすごくイイ雰囲気。
ただ、揃いで着てると「名探偵コ○ン?」って言われちゃうことが多いんですけどね…(笑)
今井:いや〜、これを着こなしている姿は相当クールでしたよ! でも、女子ウケはちょっと怪しそうな予感がしますね(笑)
U:こういうブルー系のチェックが似合うってうらやましいなぁ。あっそうそう、コ○ンといえば、虎南有香ってかわいいですよね〜。
今井:あ〜、彼女は中野腐女子シスターズというですね…(長いので割愛)
<ディストリクト ユナイテッドアローズ(District UNITED ARROWS)のセットアップ>
今井:ディストリクトの定番となっているウォッシュドセットアップ。ショートパンツと共生地で揃えたんですが、セットで着る勇気はまだありません…。
R:コレも買ってたんだ…。着てるの見たことないよ。
U:「半ズボン」って言わないと森山さんに怒られるよ(笑)
しかしディストリクトのこういう本気でふざけた感じのセットアップはすごくいいよね。
M:是非セットアップで宜しくです。
<ハセスポ(Hasespo)のセットアップ>
R:残念ながらクローズしてしまったサウンズグッドで購入した、スタイリスト長谷川昭雄氏のブランド『ハセスポ』のジャージ。というかトラックスーツ?
コットン100%のボディ、トリコのリブ、小さめなジップ、裾のベンチレーションなど、すべてに惹かれてしまいまして。
トップスはブルゾン感覚で着れるのでかなり重宝してます。
U:ブランド名からしてヤバイですよね(笑) パンツのディテールにも元バスケ部の血が騒ぎます。ハセスポ、継続展開希望です!
今井:バスケのウォームアップパンツは派手すぎて組み込めませんが、こちらはシンプルなデザインなのでコーディネートにも組み込みやすそう。漂うレトロな感覚も素敵ですね。しかし、こういったアイテムをセレクトしていたサウンズグッドは魅力的だったなぁと。本当に残念で仕方ありません。
<アディダス オリジナルス(Adidas Originals)のジャージー>
今井:アディダスとジェレミー・スコットのコラボレーションによるフリル付きジャージー。レセプションやパーティでツッコまれることが多く、注目度も抜群で夜に大活躍のアイテムでした!
U:これをはじめて見たとき、Bボーイの血が騒ぎまくって買う気マンマンで試着してみたんだけど、笑えるぐらい似合わなかったんだよな…。
R:僕も撮影時に試着させてもらったけど、ちょっとアレな感じにしか見えなくて挫折したんだよね…。
<アディダス オリジナルス(Adidas Originals)のパーカ>
今井:こちらも同じくジェレミー・スコットとアディダスのコラボレーションのもの。燕尾服をパーカーに落とし込んだデザインに一目惚れして衝動買いしたのですが、あまりのインパクトにまだ袖すら通していません…。
U:これもヤバイよね〜。ジャージ素材っていうのがまたいいけど、今井君が着てる姿は想像できないな(笑)
R:コッチはさっきのジャージよりかなりハードル高い。下手するとアリとキリギリスにしか見えないからね。
でも、今井ならカッコ良く着てくれるんでしょ?(笑)
M:飛ばしたもんばっかり買ってますね!
<テンダーロイン(TENDERLOIN)のカバーオール>
U:テンダーロインのカバーオール。刺し子ストライプデニムがいいんです。セットアップのペインターも買っておけば良かったなぁ。
R:結局ペインターは買わなかったんだ?
でも、全身刺し子ストライプだと目がチカチカしちゃうか…(笑)
M:カバーオールいいっすね!セットアップで着てるの見たかったっす。
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