Photo：Kiyotaka Hamamura Text&Edit：Yukihisa Takei（HIGHVISION）

メジャーリーグ・ベールボール（MLB）唯一のオンフィールドキャップとしても知られる［New Era®（ニューエラ）］の『59FIFTY®』は、ストリートでも常に人気の定番アイテム。実は前回もここでお伝えしたように、2017年シーズンからMLB全球団の公式選手用キャップに［New Era®］のフラッグロゴが入ったことが、野球ファンやストリートの間で密かな話題となっている。その実態を探るべく、あらゆる変化に敏感な東京ベースのスタイリスト3名に、お気に入りのオーセンティックキャップを被ってもらいながら、『59FIFTY®』に起こった小さな変化について共通の質問をぶつけてみた。初回はスニーカー好きで、スポーツカルチャーを感じさせるスタイリングに定評のある、秋山貴紀さんが登場。

— 秋山さんは野球をご覧になりますか？

秋山：常に見ているわけではないけですけど、日本人選手の動向はチェックしてますよ。僕は長年やっているのはバスケですが、小学校の時は野球をやっていたんです。だから昔から野球を観るのはすごい好きで、日本のプロ野球はずっと観てましたね。MLBは、マグアイアとソーサのホームラン競争の時が一番観てました。その二人はもちろん、ランディ・ジョンソンとか、ヤンキースのジーターも好きでした。

— MLBの公式選手用キャップ、通称オーセンティックキャップが、全て［New Era®］の『59FIFTY®』だということはご存知でした？

秋山：それはスタイリストになる前から知ってました。やっぱり僕の中での［New Era®］のイメージは、“野球の帽子を作っているブランド”だったので。

— ［New Era®］が販売しているオーセンティックキャップは、レプリカではなく選手と全く同じものなんだそうです。そして2017年シーズンからは、MLB全球団のオーセンティックキャップの左サイドに［New Era®］のフラッグロゴが入ったのですが、気づいていましたか？

秋山：若干プロ用と選手用は違うのかなと思っていたんですが、同じなんですね。今シーズンからロゴが入っていたことは、さすがに気づきませんでした（笑）。

— 『59FIFTY®』について質問です。サイズアジャスターがないこのキャップを初めて目にした時の感想は？

秋山：僕が子供の頃に被っていた野球帽は常にサイズ調整があったので、最初に知った時は「ストイックだなあ」と思いましたね。

— ［New Era®］のオーセンティックキャップをファッションに取り入れる上で、何かポイントはありますか？

秋山：これって昔からある、まさにオーセンティックなものですよね。だからシンプルなスウェットとかに合わせるのが結局一番カッコ良いのかなと思っています。僕が大人になったこともあるのかもしれないですけど、シンプルなアメカジのド定番スタイルがカッコ良いと思います。

— 本日被って頂いたニューヨーク・ヤンキースのオーセンティックキャップは、どうして選ばれました？

秋山：“強い球団”というイメージがあるんですよね。日本の野球でも、昔から巨人が好きだったし。王道感に惹かれるというか。ヤンキース以外で好きなのは、ニューヨーク・メッツですね。僕が好きなバスケのニューヨーク・ニックスも、このブルー×オレンジがチームカラーなんです。ヤンキースのベーシックな配色も魅力的なんですけど、このブルーにオレンジという配色が持つ強い印象も好きですね。

［New Era®］『59FIFTY®』ニューヨーク・ヤンキース：5,500円 +
税